中国の市場監督管理総局は10日、テンセント傘下のゲームライブ配信会社「闘魚」と「虎牙」の合併を禁止すると発表しました。合併すれば市場シェアは7割に達し、テンセントの支配的地位の強化や競争の排除、消費者の不利益につながるとして、独占禁止法に抵触するおそれがあるためだとしています。
こうした中、「国家インターネット情報弁公室」は10日、「100万人以上の個人情報を持つ会社が海外で上場する場合には当局の審査を受けなければならない」などとするネット企業に対する規制の改正案について、パブリックコメントを募集すると発表しました。中国政府は特にアメリカへのデータの流出を懸念し、海外で上場する企業への圧力を強めています。